西洋の諺で「IN VINO VERITAS(真実はワインの中にあり)」というものがあります。
真実を聞き出したい時にはワインの力を借りることは、昔から行われていたようで、ユダヤの教えに
「ワインが入ると、本音が出る」
というものもあります。
その昔、ブルゴーニュワインは媚薬として使われていた歴史もあり、飲むと精神が開放されると言われた官能的な味わいは、多くの恋を彩ってきたようです。
対するボルドーは、渋みがしっかりしていて、気難しい味わいのものが多いので、友人としみじみと深い話をするのに向いているという人もいます。
食事の席ではワインの知識をひけらかすのは避けるべきですが、多少知っていることでワイン好きと会話が弾むと、交渉事がうまくいくことだってありえます。
もっとも、相手の本音を引き出すワインを選ぶことよりも、うっかり「自分の本音」が出てしまわないように飲むのが、一番難しいのですが。