フランス・ボルドー地方の銘醸地、サンテミリオン地区で造られるカルト的人気の赤ワイン。知る人ぞ知る玄人好み・通好みのスペシャル・アイテムです。退廃的とすら言いたくなる豪奢な風味は、ボルドー産赤ワインの常識、ブドウ品種メルロの常識を覆すほどの心地よい衝撃を飲み手にもたらしてくれます。
1980年代半ば、ワイン造りに偏執狂的なこだわりを見せる異端醸造家のフランソワ・ミジャヴィルによって、テルトル・ロートブッフは突然表舞台に現れました。世界のワイン市場を動かす評論家のロバート・パーカーは、テルトル・ロートブッフを「ボルドーで最も豪華で肉感的、セクシーなワイン」、「無類、独特のスタイルを持ち、今日まで模倣されたことがない」と評し、その卓越した品質とユニークさに最大級の賛辞を送っています。
なお「テルトル・ロートブッフ」とは、「げっぷする牛の丘」という実に奇妙な意味を持つワイン名です。急斜面の畑が、今も牛によって耕されていることにちなみます。
品種構成はメルロ85%、カベルネ・フラン15%。ミジャヴィルは、リスクを引き受けつつブドウの収穫をギリギリまで遅らせ、熟度の高い果実を手にするようにしています。2ヶ月にも及ぶ長い仕込み期間のあと、フランス産の新樽100%で18~22ヶ月という長い熟成を経ます。